2011年08月08日

沖縄はハワイやグアムに負けてない

沖縄についての一人検証・・・

まず「世界的観光地」と一言に言っても、内容は千差万別です。

ハワイ・・・日本人とアメリカ人の保養地(カナダ人も)。ヨーロッパ人はほとんど見ない。
グアム、サイパン・・・ほぼ日本人。たまに香港人も見る。アメリカ人すら少数。
プーケット、バリ・・・ヨーロッパ人中心。
モルディブ、モーリシャス・・・ほぼヨーロッパ人中心

要するに、ヨーロッパ人が来るのはインド洋、せいぜい東南アジアまで。東南アジアは地理的に遠いですが、物価が安いのである程度航空費がかかっても割高感がさほどないのでしょう。

一方、アジア太平洋地域のリゾート地は、ほぼ日本人と北米人がターゲットとなります。

沖縄の難点としては、なによりその物価の高さです。日本では一番所得が低い地域ですが、世界的に見れば日本は非常に物価が高い国であり、外国人が訪れるのは容易ではありません。10年前の円高ピーク期は、比較的高給である在沖米兵たちすら、ドルが安すぎて思うように街に飲みに出られない、という状態でした。

というわけで、沖縄をリゾートとして売り込むとしても、従来は日本本土人ぐらいしか対象になりようがなかったのです。

もちろん、日本政府自体も、日本人を外に出して外国で金を使わせることには熱心でしたが、外国人観光客を国内に誘致することについては全く関心がなかったという事情もあります。「沖縄の政策」というより、日本の国策として外国人誘客はずっと軽視されていたのです。


ただし、日本政府はここ5年ほど前から、外国人誘客に非常に力を入れるようになりました。観光庁の発足も、主眼は外国人の誘致です。

沖縄に可能性があるとすれば、
@地理的に近い(ヨーロッパはやはり遠すぎる。アメリカからも遠い)
A直通の航空路線がある(那覇空港直行があるのは中国、韓国、台湾、香港といったところ)
B日本の物価に耐えられる富裕層が一定以上いる

そう考えると、やはり一番可能性があるのは中国でしょう。あの国の富裕層はとんでもなく金持ちですし、なにより人口規模が違います。市場としてはここに狙いを定めるべきでしょうし、実際、クルーズ船の誘致などかなり力を入れています。


現在、沖縄の年間入域観光客数は約580万人。数はここ10年右肩上がりですが、格安パック旅行の本土人ばかりで、外国人は40万人しかいません。外国人を増やさない限り、薄利多売構造はなかなか改まらないのが現状です。

というわけで、「いかにリッチな中国人を呼んできてがばっと金を使わせるか」。これが沖縄の将来プランとなります。
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posted by りくと22de at 16:10| 沖縄旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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